人から人へと流れていった
枯れ葉のような言霊(ことだま)たち
追いかけていきたい
追いかけていけない
二度と自分の手に還らない
正直にふるまえば善人(いいひと)扱い
夢も道も花の香りでいっぱい
隠しごとがばれたら
その場で
背中に届く声は痛くなる
悲しむ程 深くない河
諦めを誘う 速い流れ
無意識のうちに生まれて
流されてしまうとしても
追いかけていきたい
追いかけていけない
風向きが変わらない限り
嘘をつく度 のけ者扱い
知らないほうがいい時だってある
もったいぶって事実を語る者は
今日も ひとつ希望を投げ捨てる
懐かしむ程 遠くない季節
偽りを嫌う 強い流れ
何もわからないのは幸せ
せめて泣き声でも聞けるなら
追いかけていきたい
追いかけていけない
無関心そうに佇んでいる
正直者が窓辺でどこかへ
長い電話をかけ始める
嘘つきが窓辺で月への
長い手紙を書き出した
惜しむ程 永くない日々
惑いを救う清い流れ
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